ストレートパーマと縮毛矯正は、比較的どこの美容室でも取り入れているメニューですね。どちらのメニューも髪をまっすぐに伸ばすということには変わりが無いように思います。ではどのように使い分けるのでしょうか。
■ストレートパーマとは?
ストレートパーマはパーマのストレートバージョンです。1剤で髪の主な成分であるタンパク質を壊します。タンパク質を壊すことによりクセを真っ直ぐにします。2剤でその真っ直ぐにしたクセを定着させます。
この方法は完全にどんなクセ毛もストレートにすることは不可能です。もとのクセが少し出てしまう可能性があります。まっすぐになりすぎは嫌だ!というときやパーマ戻し、ボリュームダウンなどに適応しています。
■縮毛矯正の原理
縮毛矯正の工程はストレートパーマと似ております。1剤で髪の主な成分であるタンパク質を壊します。タンパク質を壊すことによりクセを真っ直ぐにし、2剤でその真っ直ぐにしたクセを定着させます。
そこで1剤と2剤の工程の間にヘアアイロンで熱を通すか通さないかで縮毛矯正かストレートパーマになるかということなのです。
現在、縮毛矯正で使用されている薬剤は頑固なクセもストレートにすることができます。しかし例外もあります。髪がストレートアイロンで伸ばせる程の長さがないと十分に熱を通してまっすぐにすることができません。
縮毛矯正のストレートは施術した部分はストレートが半永久的に保たれます。髪は伸びてしまうので、髪が伸びてきたらそこからうねりやクセが出ます。
縮毛矯正のパーマバージョンのデジタルパーマもストレートにすることが可能です。
■ストレートパーマと縮毛矯正、所要時間と料金の違いは?
施術時間はストレートパーマで2時間~3時間、縮毛矯正で3時間~4時間くらいです。
混雑具合によって多少施術時間は前後してきます。空いている時期を狙って予約することをおすすめします。
金額はストレートパーマ7,000円〜、縮毛矯正11,000円〜です。髪の長さによっても金額が変わってきます。ご自身のニーズに合ったメニューを選びましょう。
■まとめ
定期的にカラーをしている方はストレートパーマや縮毛矯正をかけてから最低でも2週間空けてカラーリングすることをおすすめします。
また色落ちして明るくなることを防ぐためにも順番はストレートパーマや縮毛矯正を先にかけた方がいいです。
見た目の違いはあります。ストレートパーマより縮毛矯正の方がサラサラでツヤツヤの質感が出ます。見た目はきれいに仕上がりますが実際はとても傷んでしまいます。
まずは、ご自分の希望をスタイリストに伝えて、どちらが自分の髪質に合っているのか相談することをおすすめします。