髪のハリコシはいくつになっても保ちたいものですが、
やはり40代、50代と年を重ねていくと髪の毛がペタンとなることや分け目が目立つことといった悩みが出てくるでしょう。
こちらでは髪のハリコシが足りないと感じている50代女性ができること、
しなやかな髪の毛の仕組みについて紹介します。
1.ハリコシとボリュームが足りなくなってしまう原因を知ろう
髪のハリコシが無くなってしまうのは加齢に伴うものですが、
年齢の重ね方は人それぞれですよね。
それなら、原因を知ることで髪のエイジングケアがしやすくなるはずです。
・髪の毛が少なくなった
髪の毛のボリュームが無くなった、
生え際が目立ち始めてきたときに、
まず疑うべきは髪の毛の減少です。
女性の場合は発毛に女性ホルモンのエストロゲンが関わっているため、
閉経して女性ホルモンが減少してくるとそれに伴って抜け毛が起きやすくなります。
この女性特有の脱毛は全体的にまんべんなく起きることから、びまん性脱毛と言われています。
全体的にはボリュームが無くなったように見えるだけですが、
上から見ると分け目がくっきりと目立ってしまいます。
女性向けのウィッグは男性と違って、ハゲを補うのでなくボリュームを補うものが見られますね。
他にも生活習慣の乱れやストレスも脱毛の原因となります。
・髪の毛が細くなってしまった
髪の毛は本数だけでなく太さも大切です。
特に髪の毛のハリコシは太さと大きくかかわっています。
こちらも女性ホルモンの減少やストレス、
そのほかには血行不良が考えられます。
脱毛も髪の毛が細くなる髪やせも、毛母細胞の栄養不足と発育不良が原因なのです。
ものすごく単純な話ですが、
同じ本数でも太さが2倍であればボリュームは4倍になります。
もちろん、太い髪の毛のほうがダメージに負けづらいため髪のパサつきが少なくなります。
一方、髪の毛の本数が変わらなくても、
髪の太さが半分になるだけで全く逆のことが起きます。
つまり、50代に差し掛かった後の急激なボリューム低下は、
抜け毛と髪やせが一緒に起こっているからなんですね。
2.髪の毛のハリコシを保つためには何ができるのか?
髪の毛のハリコシを保つということは、
すなわち「髪の毛を減らさず、痩せさせない」ことを意味します。
主にこのようなことができるでしょう
・女性ホルモンを増やす
まず、女性の髪トラブルに、
女性ホルモンが関わっている以上、
女性ホルモンを増やすことが合理的ですね。
女性ホルモンを増やす…といえば薬やサプリメントを考えるかもしれませんが、それだけではありません。
例えば大豆やごまには女性ホルモンと同じような働きをする成分が含まれているので、
そのようなものを食べたり、体の働きを活発にするために運動したりすることもオススメです。
・頭皮トラブルを解決する
毛母細胞は頭皮にあるため、頭皮トラブルの改善も必要です。
トラブルが起きて毛母細胞が弱っている、
あるいは血行が悪くなっている頭皮のままでは、
いくら髪に良い栄養素を入れても十分な効果は期待できません。
頭皮トラブルを改善するためには、頭皮ケア向けのシャンプーを使うことやサロンでヘッドスパを受けることがおすすめです。
ヘッドスパは頭皮の血行促進や乾燥肌防止などに役立ち、小顔効果も期待できます。
・規則正しい生活をする
規則正しい生活は髪の栄養補給や発毛サイクルの正常化に欠かせません。
また、ホルモンバランスを整えるためにも大切です。
・髪に必要以上のダメージを与えない
そして、50代のヘアケアで大切なのは髪の毛にダメージを与えないようにすることです。
どうしても、若いときに比べて髪のしなやかさが落ちていることや、
外からのダメージを受けやすくなっていることが否めないので、
何かを補修することに先立って髪や頭皮を保護しましょう。
髪や頭皮を保護するためにできる手っ取り早い対策はシャンプーを変えることです。
実は、市販のシャンプーは洗浄力の強さと洗い上がりを重視しているため、
髪や肌にダメージを与えやすいのです。
そのため、髪と頭皮にやさしい洗浄成分であるアミノ酸系界面活性剤の使われているシャンプーに変えます。
おそらく、おうちにあるシャンプーは石油系の界面活性剤が使われているはずです。
もちろん、当サロンでは頭皮をいたわりながら、髪そのものに働きかける成分でハリコシを出しやすく、ボリュームアップ効果の高いシャンプーをご用意しています。
3.髪の毛のボリュームを出すパーマやトリートメントもオススメ
髪の毛のハリコシを回復させて、さらにボリュームを出したいなら、
トリートメントやパーマをすることもオススメですね。
トリートメントは髪に足りないタンパク質を補い、しっかりと保湿します。
50代のヘアケアで気をつけたいのは水分不足であるため、何よりも保湿を大事にします。当サロンではお客様それぞれのダメージに合わせたオリジナルトリートメントが可能です。
また、同じ髪質と本数でもパーマを活かすことでヘアスタイルに厚みを出すことができます。
こちらもスタイリングの持続力とうるおいの両立を心がけています。